2019年01月19日

SF本読了 Final Anchors

「Final Anchors」(八島 游舷)を読了。Kindle版。

天駆せよ法勝寺が面白く,本作はさらにAIモノということで購入。少し長めの短編。

これも良かった。物語の導入部からラストまでの経過時間が0.5秒しかないところとか,シチュエーションが面白いし,AIが人間の知らないところでけっこう好き勝手やっているのも楽しい。


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2019年01月15日

SF本読了 人間のように泣いたのか?

「人間のように泣いたのか」(森博嗣)を読了。Kindle版。

Wシリーズ最終巻。楽しみに読んでいた本シリーズもついに完結。

終始淡々と抑制された語り口の行間や、描かれない部分に素晴らしく豊かな世界が広がっているという感覚。

もうずっとS&MからV、四季、などの全シリーズを最初から再読したい気持ちになっているんだけど、とりあえず女王の百年密室を電書で買い直して再読しよう。他のシリーズも全て電書で買い直しかなぁ。


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2019年01月12日

SF本読了 アリスマ王の愛した魔物

「アリスマ王の愛した魔物」(小川一水)を読了。Kindle版。

2011年に年刊傑作選で表題作だけは読んでいたけれど、他の作品も面白かった。特に「ろーどそうるず」みたいな短編は良いなぁ。

最近AIモノを読む機会が増えているような気がするけれど、やっぱり「しゃべる機械」が好きなのかも。単にプログラム通りにしゃべる機械は今でも普通にあって、それらには何も感じないので、正確には人格(に相当するもの)のある機械が好きということなのかな。

小川作品といえば,天冥シリーズの最終巻のX(のPart1)が出ている。完結してからまとめて読み返そうと思っているけれど,展開がヘヴィなので今の自分のメンタルで耐えられるかどうか...

【収録作品】
ろーどそうるず
ゴールデンブレッド
アリスマ王の愛した魔物
星のみなとのオペレーター
リグ・ライト ── 機械が愛する権利について


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2019年01月11日

SF本読了 われらはレギオン3

「われらはレギオン3 太陽系最終大戦」(D.E.テイラー)を読了。Kindle版。

3部作の完結編。文句なく面白く、ラストも良かった。年始に読み終えたのでこの3部作が2019年の暫定1位。年内にこれを超える作品が読めたら幸せ。

訳者あとがきによると、さらに続編が予定されているとのことで、翻訳を楽しみに待ちたい。

3部作通しての違和感としては、レプリカント化(脳スキャンと人格アップロードによるソフト化、不死化)が技術的に確立しており、誰でもそれを選択できる状況にありながら、作中でそれを選ぶ人間がほとんどいなかったという点。宗教以外の理由として、「アザーズの対応や入植地の管理で忙しく、誰もやりたがらない」という説明だけど、ちょっと弱いと思う。それこそソフトなんだから、「状況が好転したら起動する」というような条件でスキャンを受けるとか、いくらでも考えられるし、無神論者なら死後のスキャンに何のデメリットもない気がするけれど。ましてやVR内だけでなく、ボディに入って現実世界の中で暮らす技術も完成しているし。

ところで猫のスパイクはアップロード知性ではないので,これこそボブが作った(記憶を頼りにソフト的に再現した)猫AIということになるんだけど,その完成度は非常に高く,これだけでもたいした成果なのでは。

あと惑星上で活動するための身体をアンドロイドと表現しているけれど,あれはアンドロイドではなくテレプレゼンスロボット(イーガン)とか,デコット(攻殻風)とか,別な呼び方が良いかも。


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2019年01月09日

SF本読了 天空の矢はどこへ?

「天空の矢はどこへ?」(森博嗣)を読了。Kindle版。

Wシリーズ第9作。楽しみなこのシリーズもあと1作を残すのみ。

超長寿を実現した本作世界,長寿は特別に高収入な一部の知識人に限られているというわけではなさそうだし,かなり高度な労働までロボットがこなすようになっている。主人公のドクタ ハギリは研究者として国から給料をもらっているという記述があるけれど,一般市民はどういった労働で食べているのだろう。具体的には今の自分のようなスキルでこの世界で食べていけるのだろうか。何らかのベーシックインカム的なもので特別に労働しなくても暮らしていけるということかもしれない。

エネルギー問題は「コバルト・ジェネレータ」という電源が実用化されたことでほぼ解決しているような描写がある。こいつはかなり小型ではあるけれど,一家にひとつ,というほどの超分散型ではなさそう。ということは送変電,配電システムはそれなりにあるということかな。まあネットも基幹は有線だろうし,完全自律分散・無線化というのは難しいかも。超長寿や人工知能,ロボットがいくら進歩しても,結局エネルギー問題が解決しないと未来はないんだよなぁ。

posted by ソウヘイ at 19:00| Comment(0) | 読書