2016年07月29日

SF本読了 プロジェクトぴあの

「プロジェクトぴあの」(山本弘)を読了。Kindle版。

中盤までは野尻SFっぽいかなー、と思いつつ読んでいたけれど、後半は山本SFという感じで面白かった。

今年の今まで読んだ中ではベストかな。

ちなみにピアノ・ドライブが出てくる「地球移動作戦」を読んだのは5年前で,名前に聞き覚えはあったものの,つながりはまったく覚えておらず。。。

「天才もの」にもいろんなバリエーションがあって、本当に面白い。フィクションに出てきたキャラクターで一番強い奴は誰か、みたいな中二病的妄想は誰もが経験があると思うけれど、一番の天才は誰か、お互いに出会ったら何を話すのか、みたいな想像をしてみるのも楽しい。

それにしても、こんなに素晴らしく面白いSFを何冊も出しておられるのに、商業的にはなかなか厳しいとのお話がご本人のブログに書かれていた。応援の気持ちも込めて、これからも購入させていただきたい。

「遊ぶ金を稼ぐために」周到に計算して売れる本をハイペースで書きまくった(そして計算通りお金持ちになって遊びまくっている)森博嗣さんはやはりとてつもない人なのだなぁ、と改めて思う。

タグ:Kindle SF 山本弘
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2016年07月20日

SF本読了 TAP

「TAP」(G.イーガン)を読了。Kindle版。

河出書房のTAPがついに文庫化・電書化された。ずいぶん長く待たされた気がする。

元々<奇想コレクション>ということで、SF分は少なめ。イーガンとしては異色のホラーもあったりして、でもいつもの文体(やたらと一文が長いとか)はやっぱりイーガンだなぁ、とニヤニヤしながら読んだ。

好みとしては表題作や、順列都市の塵理論を彷彿とさせる「森の奥」、え?そっちですか?とびっくり展開な「ユージーン」あたりが好みかな。

著作リストを見ると、まだまだ未訳の長編もあるし、商業的には難しいこともあるんだろうけれど、なんとか翻訳されることを期待したい。

【収録作品】
新・口笛テスト
視覚
ユージーン
悪魔の移住
散骨
銀炎
自警団
要塞
森の奥
TAP

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2016年07月05日

SF本読了 カエアンの聖衣

「カエアンの聖衣[新訳版]」(B.J.ベイリー)を読了。Kindle版。

先日読んだSFのSは、ステキのSで何度も出てきた本だったので、気になって読んでみた。

今更だけど、こういうのをワイドスクリーンバロックと呼ぶのかと納得。そうするとレナルズなんかもそうかな。

ぜんぜんハードではないんだけど、良い意味でバカSFとして楽しめた。なんとなく、服を着たときに背筋を伸ばすようになったりして。

ふたりの交信は、通常会話の域をとっくに超えて、いまや、純粋な感情をダイレクトに伝えられる唯一の周波帯、UHFで行われていた。豊かな高周波のハーモニーに乗って、言葉ではけっして扱えない繊細な感性が自由にやりとりされた。


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2016年07月04日

アマチュア無線(6m and Downコンテスト2016)

毎年移動運用している6m and Downコンテスト(規約)は5回目の参加。

運用場所はいつものところ(奥日立きららの里の駐車場(標高422m))。ただし今回はサンバーで快適な移動運用をするために,少しずつ準備をしてきたのでそれを試してみる機会でもあった。

まずはエンジンを停めて運用できるように,ポータブルバッテリーを車内に設置。SG-3500LEDという,鉛シールドバッテリー(20Ah)を使ったタイプで,FT-817の送信時定格2Aで使った場合,DOD70%だとしても7時間は使える計算。

こういうバッテリーは定期的な充電が必要なのだが,何しろ鉛電池なので重い(8.3kg)。できれば車内で走行中に充電したいところだけど,付属のDC充電ケーブルだと,あくまでも補充電であり,満充電とするためには付属ACアダプターで家庭用100V電源から充電せよと書いてある。

sambar_mobile.jpg

そこで,面倒な工作をしなくても済む簡単な走行充電方法を考えてみた。つまり,「車内で家電品が使える」等と書いてある車載100Vインバータを車のシガーソケットにつなぎ,そこにSG-3500LEDの付属ACアダプターをつないで,「家庭用電源で充電しているように思い込ませる」わけだ。ロスが大きくて電力効率のことを考えると泣きたくなるが,重いバッテリーをいちいち部屋に持ち帰って充電することを考えればマシだと思う。あくまでも保証外の使い方なのでマネする方はご注意願いたい。最低限,車内の固定をしっかりするのと,直射日光対策は必要かと思う。

その他車内のレイアウトなどはイラストを参照いただくとして,コンテストの様子。







今年は参加部門を電信の430MHzシングルバンドに絞ってみた。昨年のように2m用のアンテナを用意できなかったこともあるし,人の少ない430MHzはQRPでCQを出す練習にちょうど良い。

日曜日の9:30頃から始めて,バンド内を下から上まで呼んで,上の方でCQを10分くらい出して休憩,というサイクルを繰り返す感じ。休憩などして1時間ほど空けるとまた違う局が出てきたりして,14:30までに43局と交信できた。こちらのCQに応答頂いたのが8局。うっかりフィルタを300Hzのままにしていて,バンド外から呼ばれて取れなかったこともあったかもしれない。7MHzだと300Hzのナローフィルタは必須だけど,430MHzなら500Hzとかでも良いかも(FT-817はフィルタ一つしか付かないけど)。

ログはMac(のVirtualBox上で走るWin10)を持ち込んでCTESTWINで付けていた。20局を超える交信数になってくると,紙ログではDUPEのチェックが面倒なので。最初はMacの電源もポータブルバッテリーから取っていたけれど,そうするとSG-3500のファンが回ってけっこう煩いので,途中からはMacの内蔵電池に切り替えた。この6年落ちのMacBookPro15インチは未だに2時間以上バッテリーが持つので偉いと思う。

FT-817の電源をポータブルバッテリーの12V出力から取る分にはファンが回ることもなかった。電圧は受信時に11.5V,5W送信時に10.5Vに低下したけれど,約5時間の運用でフルパワーで送信できなくなるようなことはなかった。

終わってからバッテリーチェックボタンを押しても「使用可能」の緑ランプだったので,まだまだいける感じ。




ということで,車のエンジンを停めて運用できることが確認できたのは良かったけれど,当日は蒸し暑くて人間が厳しかった。何度エンジンをかけてエアコンを付けようと思ったことか。本当は木陰になっている場所でもあったら良いんだけど,電波が飛びそうで,かつ人間も快適,という場所はそうそう見つけられない。




6d2016.jpg

マルチ:福島,茨城,栃木,群馬,千葉,埼玉,東京,神奈川,山梨,長野,静岡

【過去の6m and Downコンテストの様子】
2015年2014年2013年2012年

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