2017年03月01日

SF本再読 魂の駆動体

「魂の駆動体」(神林 長平)を再読。Kindle版。

読書の記録を遡ったところ,2001年に文庫版を読んでいる。今回Kindle版を買い直して再読。

初読のときは独身で,パジェロに乗っていた。けれどこの本を読んで,「一生に一度くらいオープンカーに乗りたい」と強烈に思ったことだけは覚えていて,ストーリーなんかはほとんど忘れてしまったけれど,オープンカーへの憧れだけは残った感じ。

サンバーに乗るようになってクルマへの興味が再燃して,気づくとオープンカーの中古車情報を検索していたりする。その想いがどんな風に形成されたのか復習するためにじっくりと再読した。

すっかり忘れていたけれど,過去パートの回想シーン。

自動衝突防止装置は当時からあった。速度を制限速度に合わせて強制的に制御する技術もさほど革新的とはいえなかったが、その装置をつけることが義務づけられてから、クルマは自動車へと変わりはじめた。〜中略〜 ついには寝ていても目的地に着くまでになった。


2000年頃はこれは確かにSFだったかもしれないけれど,2017年時点で自動車(自動運転車)は実証段階まできている。

すでに新車でマニュアルトランスミッションのクルマは絶滅危惧種だし,そのMT車ですらヒルスタートアシストや電制スロットルなどコンピュータで監視制御されている。

クルマが自動車になり,魂の駆動体から運転手のいらないタクシーに変わってしまって,それで本当に良いのか?まあ世の中の大半の人はそれでぜんぜん良いんだろうけど。

今回再読して,あらためて一度くらい不便でも良いからオープンカーを持ちたいという想いを新たにした。でもポンコツサンバーから買い換える頃にMTのオープンカー(でお手頃価格のクルマ)なんて残っているかな。

あと,これも忘れていたけれど猫のパイワケットが良い感じだった。


posted by ソウヘイ at 19:15| Comment(0) | 読書