2018年03月28日

SF本読了 アルファ・ラルファ大通り

「アルファ・ラルファ大通り 人類補完機構全短篇2」(C.スミス)を読了。kindle版。

人類補完機構全短編の2冊目。ところどころ面白いところはあるんだけど、全体を通しての人類補完機構モノとしての統一感が不足しているというか、世界観がすごく魅力的、みたいな感じにはならないかなぁ。

もちろん初出が1920年代から50年代と非常に古い作品なので、今のSFと単純に比較するのはフェアではない。むしろ、ご自身がアポロの月着陸を見る前に亡くなっているにもかかわらず、平面航法や人類の未来を描けたことはすごいと思う。

エヴァンゲリオンの例を出すまでもなく、後のSFに影響を与えたという古典としての価値は非常に高い。…とは思うんだけど、3冊目を読む前にちょっと今風の作品を挟みたい欲求もあるかな。

好みとしては、ママヒットンのかわゆいキットンたち、シェイヨルという名の星あたりかな。

【収録作品】
クラウン・タウンの死婦人
老いた大地の底で
酔いどれ船
ママ・ヒットンのかわゆいキットンたち
アルファ・ラルファ大通り
帰らぬク・メルのバラッド
シェイヨルという名の星

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2018年03月15日

ミステリ読了 シャーロック・ホームズ最後の挨拶

「シャーロック・ホームズ最後の挨拶【新訳版】」(A.C.ドイル)を読了。Kindle版。

こうやって正典を順に読んでみると、人気が出たシリーズ物を簡単に終わらせることができない、という点は昔も今も変わらないのかな、と思ってしまう。

ホームズの場合は例のライヘンバッハの滝の1回と、この最後の挨拶で2回目の最終回があって、さらにもう一冊分延長されたわけだ。

馬車が活躍する時代から、ガソリン自動車が普及してくる1900年前後の変化が面白い。ワトスンも普通に運転していたけれど、免許制度とかってどうなっていたんだろう。馬車から自動車への移行はけっこう劇的のような気がするけれど、過渡期はどんな感じだったのか、とかいろいろと気になる。

これで正典もあと一冊を残すのみとなった。

【収録作品】
〈ウィステリア荘〉
ボール箱
赤い輪
ブルース=パーティントン設計書
瀕死の探偵
レイディー・フランシス・カーファクスの失踪
悪魔の足
シャーロック・ホームズ最後の挨拶 ──ホームズ物語の終章

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2018年03月09日

NCロードスターその後(真冬を乗り切って)

通勤用の中古車をサンバーからロードスター(2006年式、NC1)に乗り換えて9ヶ月ほど(購入記)。走行距離は5.5万キロ。

北関東の太平洋岸の冬は、「冬晴れ」というくらいで好天が続く。雪は数センチ程度の積雪が2回ほどあった。ロードスターはノーマルタイヤなので、積雪や路面凍結が予想される日は乗らない。

放射冷却のために朝晩の気温はそこそこ下がり、最低気温が氷点下の日が多かった。一番低い日でマイナス5度くらい。

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サンバーはキャブ車だったのでとにかく低温が苦手で、冬場は相当気を使って暖機してやらないとまともに走れなかった。発進でアクセルを踏むとストールしたり、信号待ちで止まったらアイドリングが下がって止まったり。

そういう面ではECUで制御されたインジェクション車のロードスターは楽。どんなに寒くてもセルで一発始動だし、特別暖機をしなくても普通に走ることができる。ただアイドルアップが通常に戻る中間くらいのタイミングで、アイドリングの回転数がハンチングするような現象が出た。ストールするわけではないし、温まると消える症状なので放置。

温まるまでMTが渋いのはサンバーと共通。特に2速が入りづらくて、ダブルクラッチで入る時もあるけれど、入らないときは相当力づくでやらないとレバーが弾かれる。こんなときは1速で少し引っ張って、2速を飛ばして3速に入れてしまう。

MTの渋さは20分くらいでだいぶマシになるけれど、完全にスコスコ入るまでには1時間くらいはかかる感じ。週末にドライブに行って1時間以上走ると、「こんなにスムーズに入るんだ」と驚くくらい。

ネガティブな書き方になってしまったけれど、この「機械と対話する感覚」こそ、まさにMTを選んだ理由なので、ぜんぜん苦にならない。欲を言えば車幅をもっと狭くして、排気量を3割くらい削ったら、街中でもアクセルを踏めて楽しいんだけど。となるとNDになっちゃうか。

真冬のオープンかーについて。真冬のオープンはどうなんだろうと気になっていたけれど、外から見ているよりもぜんぜん快適。窓を上げてシートヒーターを入れておけば、よほど風の強い日でなければ大丈夫。真夏のオープンは無理だけど、真冬は晴れてさえいれば充分にオープンの気持ちよさを満喫できる。ただ、花粉が飛び始めるとかなり厳しい。3月に入ってからもオープンで走っているけれど、車を降りた後はひどい花粉症の症状に悩まされる。

ビニール幌のモデルだと寒いときは開閉してはいけないそうだけど、クロス幌はちょっと硬くはなるものの、開け閉めは問題なし。

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2018年03月03日

SF本読了 ヘリックスの孤児

「ヘリックスの孤児」(D.シモンズ)を読了。Kindle版。

やはりKindle本のセール時に買っておいたもの。

シモンズはハイペリオンから始まる長大シリーズを楽しんだのがもう5年前。ということもあって、それらを舞台にした表題作などは面白かったものの、シリーズの記憶が新鮮なうちに読んでおけば良かったと少し残念な感じがした。

意外にもSF分はそんなになくて、なんのことかわからないタイトルの「カナカレデスとK2に登る」が良かった。

訳がいいというのも大きいと思うけれど、シモンズはやっぱりお話がうまいよね、と改めて思った次第。

それにしても,

数年前、スティーヴンとタビーのキング夫妻がボールダーの近くに借りた家に、わたしとカレンが遊びにいったことがある。 そこでおもしろい ことが起きた。キングはその春「シャイニング」のリメイクをABCのミニ・シリーズで作っていて、

ダン シモンズ. ヘリックスの孤児 (Kindle の位置No.5613-5615). . Kindle 版.


なんと豪華な...

【収録作品】
ケリー・ダールを探して
ヘリックスの孤児
アヴの月、九日
カナカレデスとK2に登る
重力の終わり

posted by ソウヘイ at 07:16| Comment(0) | 読書