再読は5年ぶりになる。ちょうど8のPART2を読み始めたところで,物語が最初とつながってきたというタイミングで再読。
これまでの流れを経てから読み返すと,初読時とはまったく別な物語になってしまうという壮大な仕掛け。
ちなみに初読時の感想はこんな感じ。
移民船シェパード号の記述にもまだまだ伏せられているところや,虚偽の伝承があるかもしれないけれど,上巻に書かれていたことをそのまま信じるとし て,生き残っている発電炉の最大出力が5,000万キロワット。これで植民地全土の電力をまかなっている。これはなかなかすごい設定ではないだろうか。
100万キロワットの原発50基分(日本の全原子力発電所出力と同等)の発電出力を宇宙船一機で発生させるというのもすごいけれど,送電や負荷追従の制御はどうやっているのだろう。交流なのか直流なのか,電圧は何ボルトなのか,などなど気になってしまう。
じつは真相はもっととんでもないんだけど,それにしても「電気」は「電気」としてちゃんと使っているわけで,気になることには変わりない。
しかし8のPART1,PART2と並行して再読したら少し混乱してきたかも。