2015年08月05日

SF本読了 ゼンデギ

「ゼンデギ」(G.イーガン)を読了。Kindle版。

待望のイーガンの新作。白熱光が難解度MAXだったのに対して,ゼンデギはずいぶん地に足のついたというか,わかりやすいお話だったのではないだろうか。第一部に至ってはほとんどSF要素がないという,イーガン作品としては異色な感じ。

白熱光はちょっとやりすぎじゃないかと思う反面,ゼンデギではやや物足りないというのが正直な感想。今のところ順列都市,ディアスポラあたりがやっぱり好みかなぁ。アイデアとしても,これってレナルズのベータレベルシミュレーション(の極めて原始的なもの)だよね,という感じ。せめて最後にとてつもないSF的どんでん返しがある,とかなら良かったんだけど。

新しく始まるという,物理法則の異なる世界を舞台にした三部作というのがどっち方向になるのかがけっこう気になっている。「昔の作品の方が良かった」みたいな年寄り臭いことはできれば言いたくないけれど...


posted by ソウヘイ at 21:59| Comment(0) | 読書
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