2018年09月22日

SF本読了 ダスト

「ダスト(上・下)」(H.ハウイー)を読了。Kindle版。

ウール3部作の完結編。面白かった...けどウール,シフト,ダストと,これでもか,これでもかと苦難の連続で,最後...は希望が見えてまあ良かったとはいえ,犠牲も大きかったし,ヘヴィだったかな。

ツイッターで話題になっている「七人のイヴ」3部作も,いくら面白いと言われても「月が七つに分裂した!人類滅亡の危機...」と書かれてしまうと,辛い場面しか思い浮かばず「ちょっとしんどそうだな...」と思ってなかなかポチれずにいる。こういうのは完全に若い頃より苦手になった。座右の書イーガンの「ディアスポラ」でも,ガンマ線バーストから肉滅の場面だけは苦手。

というわけで今回の早川のセールではあまり辛くなさそうな作品を4点ほどポチっておいた。現実は仕事など辛いことも多いので,小説の中では楽しい場面が多い方が良い。

サイロの電源について。「発電機」は最下層にあって,地下から石油を組み上げて燃料としている,という記述があるので,ディーゼルエンジン発電機かガソリンエンジン発電機かと思う。これは大規模な石油火力発電(汽力発電)ではなくて,内燃機関の動力で発電機を回す方式。検索すると常用ディーゼル発電機は6MWクラスで重量150tくらいの製品があるようだ。これ1台でサイロの生活レベルなら5000世帯分くらいは賄えそう。地下の燃料は油田の上にサイロを作って,軽油などを蒸留している...と考えるよりは,備蓄タンクを底に埋めておいたとする方が自然かな。いずれにしろ予備部品だけで数百年間機械を稼動状態で維持するのは大変じゃないかな。缶詰は100年くらいは保った例があるらしいけど。...とまあ,想像力を掻き立てられるシチュエーションは,すごく魅力的な作品であった。

posted by ソウヘイ at 22:29| Comment(0) | 読書
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