2017年08月12日

SF本読了 巨神計画

「巨神計画 (上・下)」(S.ヌーヴェル)を読了。Kindle版。

発掘戦艦モノ…とは言わないかもしれないけれど,割と好きな設定。

ただ,張られた伏線のデカさの割にお話がこぢんまりしていて,これは最後どう畳むつもりなのか...と思って最後まで読んだらぜんぜん畳まれておらず,解説によるとなんと3部作とのこと。

3作全部出てから一気に読みたかったかなぁ。どうも間が空くと忘れてしまう。

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2017年07月31日

SF本読了 攻殻機動隊小説アンソロジー

「攻殻機動隊小説アンソロジー」を読了。Kindle版。

豪華な執筆陣で、こんな本出たんだ、という感じ。ただボリュームはもっとあっても良かったかなぁ。攻殻マンガ版のアイデンティティはあのマンガとは思えない分厚さ(物理的、情報的)だと思うので。

ちなみに攻殻は士郎氏のマンガ版が一番好き。アニメは押井版しか見たことがない。アニメや実写で原作のあの情報量が再現できるとは思っていないので、見る気もあまりない。ただ,このアンソロジーにはアニメからの設定流用などもあったようで,知らないネタ(笑い男?)もあった。

どうせ小説にするならもっとぶっとんだ設定のスピンオフもありかと思ったけれど、割と原作の雰囲気を大切にしている作品が多かった感じ。攻殻はマンガの表現だからこそ描ける話だと思っているので、小説なら小説でしか描けない別な攻殻というのも良いのではないか。

【収録作品】
円城塔「Shadow.net」
三雲岳斗「金目銀目 Heterochomia」
朝霧カフカ「攻殻機動隊 Soft and White」
秋田禎信「自問自答」
冲方丁「スプリンガー Springer」

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2017年07月24日

SF本読了 パラークシの記憶

「パラークシの記憶」(M.コーニイ)を読了。Kindle版。

名作ハローサマー、グッドバイの続編。前作同様の青春ラヴストーリーでありながら、ハロー〜で謎だったあれこれに解答が与えられるという大サービス。

前作ほどではないにしろ、けしからん恋愛シーンが多いのと、やや説明過剰とも言えるラストなんだけど、ちょっとでもモヤモヤが残るのはイヤな向きには良いかもしれない。

私も前作が異世界ファンタジーっぽくてちょっとなぁ、と思っていたけれど、ちゃんと今作で既知宇宙とのインタラクションが描かれたことでスッキリした。イーガンの直交3部作にも、ほのめかしでもいいからこういう展開を期待したんだけどなぁ。

それにしてもハーディもドローヴもまったくもってけしからん。

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2017年07月11日

ミステリ読了 マインド・クァンチャ

「マインド・クァンチャ」(森博嗣)を読了。Kindle版。

楽しみにしていたヴォイド・シェイパシリーズも完結なのかな。あっと驚くような展開はなかったものの,落ち着くべきところに落ち着いた感があってラストも良かった。

人と人との斬り合いの話でありながら,清らかで美しい。そういう意味では他の森ミステリィと共通する部分もあるのかも。

森さんならここから驚天動地の展開で百年シリーズにつなげたり...というのもありかと思ったけれど,さすがにそれはなかった。

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2017年07月08日

SF本読了 五人姉妹

「五人姉妹」(菅浩江)を読了。Kindle版。

博物館惑星が面白かったのでその流れで。こちも面白かった。なんというか,SFとしての硬さと柔らかさのバランスが絶妙なんだと思う。

いずれのお話もSFという舞台設定がないと成立しないけれど,かといってアイデアだけのガジェット小説ではなく,ちゃんとその設定だからこその感動や余韻がある。マイケルコーニイとかテッドチャンと似た雰囲気かなぁ。

表題作の「五人姉妹」はなんだか既読感があったけれど,ゼロ年代ベストSFに収録されていた。読んだのは2011年。「お代は見てのお帰り」が博物館惑星の後日譚になっている。といってもストーリー上の続編ではない。「箱の中の猫」みたいな話は最近メンタルが弱くなってしまって少々辛い。

【収録作品】
五人姉妹
ホールド・ミー・タイト
KAIGOの夜
お代は見てのお帰り
夜を駆けるドギー
秋祭り
賤(しず)の小田巻
箱の中の猫
子供の領分

タグ:Kindle SF 菅浩江
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