2016年06月13日

SF本読了 SFのSは、ステキのS

「SFのSは、ステキのS」(池澤春菜,COCO)を読了。Kindle版。

珍しく小説ではないSF本。SFマガジンは購読していないので,まとめて読めて助かる。

自分で選ぶ本はどうしても傾向が偏ってしまうので,池澤氏のように幅広く読んでいるのはすごいことだと思う。

知らない作家もたくさんでてきて,今後買う本の参考にといくつかブックマークした。

それにしても全体の40%が脚注(用語集)というのはSFらしくて大変素晴らしい。

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2016年06月02日

SF本読了 ガンメタル・ゴースト

「ガンメタル・ゴースト」(G.L.パウエル)を読了。Kindle版。

日本初訳なのかな。歴史改変の架空未来モノでスチームパンクっぽい感じなんだけど、SF分もけっこう濃かった。

テンポ優先ということで、あまり深みはないし、3つのストーリーの合流もちょっと都合が良すぎる感じはしたけれど、けっこう楽しめた。

人格のバックアップとか、現実と見分けがつかないようなバーチャルリアリティとか、知能強化した猿とか、まあ架空未来だからっていうのはあるけれど、サラッと書きすぎじゃないかなぁ。とは思った。この辺もキャラとテンポ最優先というところか。

大事な問題が解決されないまま終わったと思っていたら、シリーズものとのこと。続編でびっくりするような展開を期待したい。

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2016年05月23日

SF本再読 白熱光

「白熱光」(G.イーガン)を再読。Kindle版。

偶数章の実験関係の難解さは相変わらずだけど、訳者の解説などを踏まえた上で再読すると、初読のときよりもだいぶ「伝わる」感じがある。

特に「4つの典型的な勘違い」に注意することで、壮大な時空間スケールの偶数章と奇数章の関係が見えてくる。

イーガンといえばTAPが文庫化されるらしいのだけど、電書化はまだだろうか。

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2016年04月28日

SF本読了 ラグランジュ・ミッション

「ラグランジュ・ミッション」(J.L.キャンビアス)を読了。Kindle版。

この人の本は初読。結構面白かったし,宇宙海賊という悪人が主人公(の一人)という設定で,どこに着地するのかやや不安ではあったけれど,うまくまとめてくれたと思う。

近未来が舞台なので,どんでん返しというか「この場面はどう切り抜けるつもりだろう」という場面でちょこちょこと「少し未来の,でも現代の延長として想像できる技術」が使われている。

我々からすればそれは「ほぉ,そういう切り抜け方ができるのか」と一瞬納得してしまうんだけど,よく考えたら劇中のキャラクターにとってそれらは「当たり前の技術」なわけで,当然それを想定した対処をするんじゃないかなぁ。と,読後に思った。

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2016年04月14日

SF本読了 魔法の色を知っているか

「魔法の色を知っているか?」(森博嗣)を読了。Kindle版。

Wシリーズ2作目。このシリーズもどこに向かうのかとても楽しみ。

無線家としては、デジタル通信がジャミングされた状況で、骨董品のアナログ無線が活躍する場面は見逃せない。

「はい、これは旧式の周波数変調を使っています」
「電波ですか? 周波数は?」
「超短波だと思います。たぶん、五十メガヘルツくらいの」
「ああ、そうか、アナログなんですね、だから使えるんだ」
「そういうことです。たしかに、遠くへは届きません。デジタルの遮蔽電波に妨害されるからです。しかし、送受信の距離が近ければ、特に、周波数変調は混信を遮断する性質があります」


電離層と聞いて理解した。大気の上層で、ときどき現れる自然現象で、電波を反射する性質を持っている。通常は地上波しか届かない周波数帯でも,突然遠距離の通信が可能になるのだ。


森さんは元ハムだけど、無線交信の場面が出てくる作品は意外と少なくて、あとは「今はもうない」くらいかな?あれも6mだったので森さんは6mでEスポを楽しんでいたのかも。

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