2016年12月27日

Kindle Paperwhite 3Gその後(4年経過)

Kindle Paperwhite 3Gを使い始めて4年経った。

4年間で読んだ本の、紙と電子版の価格差を考えると、もう端末代の元は取ったと思う。実際は本の置き場所が不要になったおかげで、本棚も買わなくて良いし、本屋に足を運んだり、Amazonの梱包材を捨てたりする手間もなくなったので、書籍自体の価格差以上のメリットが出ているのではないか。

なのでそろそろ新機種に乗り換えても良いわけだけど、変わっているのは解像度と処理速度が少しアップしている程度で、使い勝手が劇的に変わるわけではなさそう。だったら今の端末が使えなくなるまではこのままでも良いかな、とも思う。

紙の本並みに「パラパラめくり」ができるようになるとか、劇的な変化を期待したいところ。

今のままでも本の内容自体の吸収性というのか、情報が頭に入る感じは紙の本とそう変わらないかなぁ。Kindleはレイアウトが可変で、読み進めているときと、後から戻るときでレイアウトが変わることがあるので、「文字の並びとかページの全体的なイメージ」でどこに何が書いてあったかを覚えておくことは難しい。なので後から見返したくなりそうなページはブックマークするようにしている。

もちろん「物質としての本」に価値を見出すとか、Kindleでは削除される解説が読みたいとか、カラーの挿絵のクオリティを重視する、という向きには現在のKindle版ではまだまだ不足だと思う。あと勉強のテキストなんかはやっぱり紙の方が使いやすい。蛍光ペン代わりのハイライト程度はできるけれど、書き込みができないのはどうしようもない。


タグ:Kindle
posted by ソウヘイ at 21:20| Comment(0) | 読書

2016年10月31日

SF本読了 オービタル・クラウド

「オービタル・クラウド(上・下)」(藤井太洋)を読了。KIndle版。

読み応えのある傑作。今年読んだ中ではどうかな、ベストかも。プロジェクトぴあのと方向性が違うので単純に比べるのはナンセンスかもしれない。どちらも良かった。

この方の本は初めて拝読したけれど、セルフパブリッシングでデビューして売れるという素晴らしい経歴。

けっこう無線系の技術が出てくるけれど、どれも「それはもしかしたらありかもしれないなぁ」と思わせるリアリティで、ちょっと知っている人なら簡単に突っ込めるような荒唐無稽な嘘は指摘できなかった。

そういえば上巻の半分あたりまで,主人公をボクっ子の女の子だと思っていた。そういう意味では「キャラが薄い」という批判は当たりかもしれない。けど,このお話のポイントはそこじゃないと思う。ライトスタッフが集まって明るい未来を切り開くのは爽快。キャラものが読みたいなら他にいくらでもそういう作品はあるし。

posted by ソウヘイ at 19:45| Comment(0) | 読書

2016年10月14日

SF本再読 アリスへの決別

「アリスへの決別」(山本弘)を再読了。文庫版。初読は6年前

プロジェクトぴあのと共通の時間線のお話があるとのことだったので再読してみた。

初読のときのことはほとんど忘れてしまっていたので、また楽しく読めた。

これからの時代、ディストピアは大衆自身の意思によって生まれてくるのではないかと思うのです。


あとがきにあったこの言葉、私も最近の風潮からこれを危惧している。なんでもすぐに「disったり」「アンチ」になったり「炎上」させたり。ホント、みんな罵り合わずに仲良くしたら良いのに。少なくとも、自分に直接危害のない話は放っておいたら良いと思う。

【収録作品】
アリスへの決別
リトルガールふたたび
七歩跳んだ男
地獄はここに
地球から来た男
オルダーセンの世界
夢幻潜行艇

タグ:SF 山本弘
posted by ソウヘイ at 21:19| Comment(0) | 読書

2016年09月30日

ミステリ読了 神様が殺してくれる

「神様が殺してくれる」(森博嗣)を読了。Kindle版。

Kindle版が308円と安くなっていたこともあって購入。完全にシリーズ外の単発モノということで気楽に読めた。

「信じられないくらい美しい男性」とか,言葉で書くと書けちゃうんだよなぁ,などと読みながら思ってしまった。

posted by ソウヘイ at 22:39| Comment(0) | 読書

2016年09月20日

SF本読了 エターナル・フレイム

「エターナル・フレイム」(G.イーガン)を読了。Kindle版。

<直交>宇宙3部作の2作目。

半分くらいまでは回転物理学の超難解な議論についていけないのと、登場人物の名前が似ていて混乱する(タマラとカルラのどっちが物理学者でどっちが天文学者だったっけ?とか)のもあって、なかなか厳しい戦いだった。

半分を過ぎた頃から人物の名前にも慣れて、回転物理学の議論は理解できなくてもさらっと流していくことで、だんだん引き込まれていった感じ。

ただやっぱり「我々の」宇宙とのインタラクションがまったくないという点で、私としてはこのシリーズはファンタジーに近いというのが2作目まで読んでの感想。何度も読み込んで勉強して,回転物理学に精通できたとしても,それってクリンゴン語を覚えたりするのと同じようなものじゃ...と思ってしまう。

もちろん物理法則が異なる宇宙だからこそ描ける普遍的な感動はあると思うし,最終巻でどんな展開になるかでも変わると思うけれど,今のところ順列都市ディアスポラのように何度も読み返したくなるかどうかは微妙な感じ。

posted by ソウヘイ at 19:37| Comment(0) | 読書