2016年04月28日

SF本読了 ラグランジュ・ミッション

「ラグランジュ・ミッション」(J.L.キャンビアス)を読了。Kindle版。

この人の本は初読。結構面白かったし,宇宙海賊という悪人が主人公(の一人)という設定で,どこに着地するのかやや不安ではあったけれど,うまくまとめてくれたと思う。

近未来が舞台なので,どんでん返しというか「この場面はどう切り抜けるつもりだろう」という場面でちょこちょこと「少し未来の,でも現代の延長として想像できる技術」が使われている。

我々からすればそれは「ほぉ,そういう切り抜け方ができるのか」と一瞬納得してしまうんだけど,よく考えたら劇中のキャラクターにとってそれらは「当たり前の技術」なわけで,当然それを想定した対処をするんじゃないかなぁ。と,読後に思った。

posted by ソウヘイ at 06:48| Comment(0) | 読書

2016年04月14日

SF本読了 魔法の色を知っているか

「魔法の色を知っているか?」(森博嗣)を読了。Kindle版。

Wシリーズ2作目。このシリーズもどこに向かうのかとても楽しみ。

無線家としては、デジタル通信がジャミングされた状況で、骨董品のアナログ無線が活躍する場面は見逃せない。

「はい、これは旧式の周波数変調を使っています」
「電波ですか? 周波数は?」
「超短波だと思います。たぶん、五十メガヘルツくらいの」
「ああ、そうか、アナログなんですね、だから使えるんだ」
「そういうことです。たしかに、遠くへは届きません。デジタルの遮蔽電波に妨害されるからです。しかし、送受信の距離が近ければ、特に、周波数変調は混信を遮断する性質があります」


電離層と聞いて理解した。大気の上層で、ときどき現れる自然現象で、電波を反射する性質を持っている。通常は地上波しか届かない周波数帯でも,突然遠距離の通信が可能になるのだ。


森さんは元ハムだけど、無線交信の場面が出てくる作品は意外と少なくて、あとは「今はもうない」くらいかな?あれも6mだったので森さんは6mでEスポを楽しんでいたのかも。

posted by ソウヘイ at 20:36| Comment(0) | 読書

2016年04月02日

SF本読了 中継ステーション

「中継ステーション[新訳版]」(C.D.シマック)を読了。Kindle版。

原著が書かれたのは1963年だそうで,新訳でかなり読みやすくなっているということなのかな。ぜんぜん違和感はなかった。

ぜんぜんハードではないんだけど,設定が魅力的でとても楽しめた。後半はなんとなくオチが読めてくる感じだったけれど,納まるべきところに納まったという感じ。

posted by ソウヘイ at 21:42| Comment(0) | 読書

2016年03月19日

ミステリ読了 情報系女子またたびさんの事件ログ 暴走ロボットアームとひきこもり少女の相関

「情報系女子またたびさんの事件ログ 暴走ロボットアームとひきこもり少女の相関」(日野イズム)を読了。Kindle版。

前作がなかなか良かったのでこちらも。今のところ2作目が最新刊かな。それにしてもタイトルが長い。

テーマというかネタが人工知能や機械学習ということで,AlphaGOが人間のプロ棋士に勝利したというニュースもあり,タイムリーではあったかも。それにしても碁でAIが勝てるようになるのはもっと先かと思っていたのに驚いた。といってもチェスのディープブルーから20年になると考えればそうおかしくもないのかな。なんか当時は碁はまだ50年は無理,みたいな論調だったように思うけど。

お話としてはとても軽くて,すぐに読めるし引っかかるようなところもない。セリフの言葉遣いはちょっと違和感を覚えるところもあったけれど,面白かった。お勤めの傍で執筆するのは大変だと思うけれど,続編を楽しみにしたい。

posted by ソウヘイ at 07:39| Comment(0) | 読書

2016年03月16日

SF本読了 さようなら、ロビンソン・クルーソー

「さようなら、ロビンソクルーソー<八世界>全短編2」(J.ヴァーリイ)を読了。Kindle版。

こちらも面白かった。特に表題作と「イークイノックスはいずこ」は良かった。ただ「ビートニクバイユー」だけはちょっとピンとこなかったかも。

この全短編だけでも充分に楽しめたけれど、せっかくなので「へびつかい座ホットライン」は読みたいなぁ。Kindle化して復刊を期待したい。

posted by ソウヘイ at 20:27| Comment(0) | 読書