2016年11月12日

アマチュア無線(開局から5年経過)

3アマの従事者免許を取ってハンディ機のVX-7で開局してから丸5年になる。局免許の更新は電子申請で済ませた。

この一年は、セカンドカーとして中古車のサンバーバン クラシック(平成10年式)を買ってFMの無線機を取り付けたり、移動運用のやり方を探ったりしたのが主な活動だったかな。

固定局の活動はさっぱりダメだった、というくらい低調。というのもベランダの仮設モービルホイップで狙えるDX交信が、ハイバンドのコンディション(電波伝搬)が悪すぎてぜんぜんできなかったことが大きい。

うちのような弱小設備でも、せめて聞こえればワッチする楽しみもあるけれど、まったく聞こえないのでは戦いようがない。コンディションはこのままもう次のサイクル25までは低迷するのだとすると、モチベーションの維持が難しいかも。

JT65も今年はぜんぜんやらず。免許局が少ないうちはモービルホイップに5Wでもけっこう楽しめたけれど、大きなアンテナとハイパワーな局が多数参入してしまって、結局他のモードと同じく設備・パワー勝負になってしまいつまらなくなった。当サイトの被検索履歴でもJT65関係が一番多いので、実際多くの方が免許を下ろしているんだと思う。

最初はちゃんと相手よりもローパワーが美徳という風潮があったと思うけれど、日本で「パワーは5Wまでで」なんて言っても誰も守らないよなぁ。あと、パソコンでポチポチやるだけ、というのはスキルの磨きようもないのでCWと比べると飽きやすいと思う。

サンバーの移動運用は最初は試行錯誤だったけれど、ポータブルバッテリなども買って、少なくともUHF(430MHz)の運用方法は確立できた感じ。HFはモービルホイップやダイポールも試してみたけれど、コンディションの悪さもあってイマイチ。せめて20Wくらい出せれば…。と思うことも多いけれど、そうすると電源の確保やリグの手当てなど課題が多い。まあ移動はQRPで日頃の気分転換を兼ねてのんびりやるくらいがちょうどいいかもしれない。

ということで、移動運用が多かったために第2常置場所のFT-1021Xはほとんど出番がなかった(ALL JAのみ)。今後この機械もスプリアス規制で使えなくなるのだろうか。

JARLの主要コンテストは、QSOパーティALL JAALL ASIAN DX(CW)6m and DownField dayには参加してログを送った。全市全郡は資格試験と重なって出られなかった。

昨年の全市全郡以降の一年間の交信数は、国内217QSO、DXが102QSOの合計319QSOだった。お正月のQSOパーティのFM以外はすべてCW。

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LoTWのDXCCは昨年から7エンティティ増えて、42エンティティとなった。QSL数は302。Newはいずれも過去の交信が最近アップロードされたもので、今年ゲットできたNewはたぶんなかったと思う。サイクル25までなんとかモチベーションを維持して、100エンティティを狙えるだろうか。できればアフリカとも交信してみたい。

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アマチュア無線の活動ではないけれど,かんなさんが一陸技の免許を取った。ご存知ない方のために書くと,一陸技(一級陸上無線技術士)は無線設備の技術操作に関して最高の資格であり,基幹放送局の無線機操作をするために必要な業務独占資格となっている。無線を始めて5年にして,奥様の方が上級資格保持者となった。

【参考記事】
従免許取得から4年経過
従免許取得から3年経過
従免許取得から2年経過
従免許取得から1年経過
posted by ソウヘイ at 16:10| Comment(0) | アマチュア無線

2016年10月31日

SF本読了 オービタル・クラウド

「オービタル・クラウド(上・下)」(藤井太洋)を読了。KIndle版。

読み応えのある傑作。今年読んだ中ではどうかな、ベストかも。プロジェクトぴあのと方向性が違うので単純に比べるのはナンセンスかもしれない。どちらも良かった。

この方の本は初めて拝読したけれど、セルフパブリッシングでデビューして売れるという素晴らしい経歴。

けっこう無線系の技術が出てくるけれど、どれも「それはもしかしたらありかもしれないなぁ」と思わせるリアリティで、ちょっと知っている人なら簡単に突っ込めるような荒唐無稽な嘘は指摘できなかった。

そういえば上巻の半分あたりまで,主人公をボクっ子の女の子だと思っていた。そういう意味では「キャラが薄い」という批判は当たりかもしれない。けど,このお話のポイントはそこじゃないと思う。ライトスタッフが集まって明るい未来を切り開くのは爽快。キャラものが読みたいなら他にいくらでもそういう作品はあるし。

posted by ソウヘイ at 19:45| Comment(0) | 読書

2016年10月20日

工作 山本式スーパーバイノーラルコンペンセータを作る

イヤホン(ヘッドホン)で音楽を聴くときに、音の頭内定位が気になったことはないだろうか。

つまり、頭の中心で音が鳴っているように感じないだろうか。両耳にイヤホンを着けているんだからあたりまえじゃん、と思うかもしれないけれど、本来音楽はカラダの外にある楽器なり声の音を聴くわけで、音源が頭の中にあるのはおかしい。

かんなさんにも聞いてみたけれど、特に変だと感じたことはないそうだ。なので頭内定位が気になるかどうかは人によるのかもしれない。

これは仮説だけれど、バイノーラル録音(ダミーヘッドマイクによる録音)のコンテンツをイヤホンで聴いたことがある人には、その音場の自然さや臨場感が、普通の音楽をイヤホンで聴いた場合とは根本的に違うことがわかってもらえるのではないだろうか。

そこで、最近アマチュア無線関係で電子工作も少しやるようになったので、以前から気になっていた「山本式スーパーバイノーラルコンペンセータ(SBC)」を作ってみることにする。

理論や回路はもう20年近く前のコンテンツになるけれど、オリジナルの「山本式スーパーバイノーラルコンペンセーターのナゾ」を参照いただきたい。

抵抗の値だが、オリジナルは300Ωくらいのハイインピーダンスのヘッドホンを想定しているようで、50〜100Ωが至適としている。けれど、自分の持っているイヤホンは16Ωなので、5〜8Ωくらいになるだろうか。

ということで、こちらが試作1号機。抵抗値は間をとって6.8Ωとした。

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これを通して聴いてみると、確かに音が頭の外側まで広がっているように感じる。バイノーラル録音だと前後位置まで再現されるけれど、さすがにそこまでは無理で、単純に左右に音場が広がっている印象。

ただしソースによって効果があるものとあまり感じられないものがあり、ライブ盤などはけっこうわかりやすい感じ。この辺の考察もオリジナルのサイトでされている。

せっかくなのでボリュームで抵抗値を可変できるようにしてみようと、秋葉原で部品を調達。10Ω前後の低抵抗のボリュームは見当たらなかったので、10Ωの抵抗と100Ωのボリュームを並列にしてみた。合成抵抗はリニアではなくなってしまうが、0〜9Ωまでは連続可変できるはず。

こちらがその2号機。隣にあるのは秋葉原でついでに買ってみた秋月のヘッドホンアンプのキットを組み立てたもの。

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並列抵抗とした特性上、ボリュームを0(SBC OFF)から少し回しただけで抵抗値が急激に上がるためなのか、0位置から少し動かすと音量がやや下がり、音場が広がる効果が出て、その後抵抗を上げていってもあまり効果は変わらないという印象。

SBC ONの状態からOFFに戻すと効果がわかりやすく、音場がぎゅっと圧縮されるイメージ。全体的にSBC ONの方が疲れない感じ。これだけでも作った甲斐があったかな。

本当はヘッドホンアンプに抵抗を内蔵して,SBC内蔵アンプにしたいのだけど,基板に部品が密集している上にケースがぎゅうぎゅうなのでどうしようか考えている。

SBCのことは以前から気になっていて、なぜ今頃になって作ってみようかと思ったかというと、電子工作へのハードルが下がったことがひとつ。あとは最近スマホで音楽を聴く人が増えたのと、ハイレゾ音源の普及なんかも関係しているのか、USB DACだとかポータブルヘッドホンアンプの話をよく聞くようになった。左右チャンネルの分離を良くするために、バランス駆動にするなんていうのも見た。

でも待ってほしい。いかにハイレゾ化して、DACやアンプやヘッドホンに良いものを使って原音に忠実なHiFiを実現したとしても、そもそもヘッドホン向けに録音されていない普通の音源を聴く以上、頭内定位や狭い音場の問題はまったく解決されない。これはオリジナルのwww.tomoya.comで指摘されている通りで、その後20年も経っているのに根本的には何も変わっていない。

「ヘッドホンで聴いているんだから音が頭の中で聞こえるのは当然」という思い込みがあって、不思議に思う人が少ないためだとは思うけれど、周波数特性の前に気にすることがあるんじゃないかな、と思って。

一番良いのは、これだけスマホとヘッドホンで音楽を聴く人が増えたのだから、音源をスピーカー用とヘッドホン用で分けて、ヘッドホン用はバイノーラル録音で売ってもらうこと。もちろん楽器別に録音してミックスするような構成や打ち込みでは難しいだろうけど、オーケストラだとかバンドのライブ録音なんかでは不可能ではないと思う。
タグ:工作
posted by ソウヘイ at 21:35| Comment(0) | 音楽

2016年10月14日

SF本再読 アリスへの決別

「アリスへの決別」(山本弘)を再読了。文庫版。初読は6年前

プロジェクトぴあのと共通の時間線のお話があるとのことだったので再読してみた。

初読のときのことはほとんど忘れてしまっていたので、また楽しく読めた。

これからの時代、ディストピアは大衆自身の意思によって生まれてくるのではないかと思うのです。


あとがきにあったこの言葉、私も最近の風潮からこれを危惧している。なんでもすぐに「disったり」「アンチ」になったり「炎上」させたり。ホント、みんな罵り合わずに仲良くしたら良いのに。少なくとも、自分に直接危害のない話は放っておいたら良いと思う。

【収録作品】
アリスへの決別
リトルガールふたたび
七歩跳んだ男
地獄はここに
地球から来た男
オルダーセンの世界
夢幻潜行艇

タグ:SF 山本弘
posted by ソウヘイ at 21:19| Comment(0) | 読書

2016年09月30日

ミステリ読了 神様が殺してくれる

「神様が殺してくれる」(森博嗣)を読了。Kindle版。

Kindle版が308円と安くなっていたこともあって購入。完全にシリーズ外の単発モノということで気楽に読めた。

「信じられないくらい美しい男性」とか,言葉で書くと書けちゃうんだよなぁ,などと読みながら思ってしまった。

posted by ソウヘイ at 22:39| Comment(0) | 読書